毎月の通信量が1/2、1/3に・・・・でお馴染みの格安SIM。
ドコモ・ソフトバンク・auの三大キャリア以外の第四の選択肢として登場した格安SIMのサービスですが、そっち系の知識がない人は中々ハードルが高いように思います。
キャリアとの契約に比べると月額料金が圧倒的に安い、のは確か。
上手いこと運用できれば、年間¥5桁~6桁の節約効果があるので、日々の生活コストを節約したい場合、節電節水よりも最優先で見直すべき項目です。
しかし、三大キャリア以外の選択肢が増えすぎている2017年現在、何の知識のないまま、浅い知識のまま格安SIMに移行するのは非常にキケン。
僕はこれまで格安SIMのサービスを何社か利用してみましたが、【月額料金以外のポイント】が非常に重要だなーと痛感しました。
三大キャリアから初めて格安SIMへの移行を検討してる人、失敗したくない人以外は最後まで読んでよし!
僕が使ったこれまで使った格安SIM
LINEモバイル
楽天モバイル
U-mobile
0SIM(So-net)
この中で、一番いいなと感じているのが現在契約中のLINEモバイルのSIM。
混雑時する時間帯でもストレスなくWEB閲覧できている、というのがその理由です。
通信量あたりの月額料金はどの会社もさほど差がありません。せいぜい数百円です。
ですが、通信速度は会社によってマジで違ってきます。
20社以上ある中の4社しか使ったことのない僕ですが、SIM選びで一番重要視するのは【通信速度が安定してるか】です。これは絶対。
スマホって通信できてナンボじゃないですか。
いくら月額料金が安かろうが、ここぞというときに使い物にならなければ価値がないと思います。
LINEモバイル以外の3社は、ピーク時によらずとも回線速度にバラつきがあり、まともに通信できないことが多々ありました。
ちょっと調べたいことがあって検索しても、ずーっとページの読み込みが終わらないんですよ(怒)。
「安さ」を第一優先にする人は、最安値のところと契約すればいいだけですが、実用性がないと困りますよね、やっぱり。
メリットよりもデメリットを
格安SIM選はその安い月額料金だけでなく、SNS等の特定アプリの通信をカウントしない”カウントフリータイプ”など、色んなものが登場していますが
メリットよりも【デメリット】に注目して、情報を集めることをオススメします。
僕の場合だと、一番優先する項目は通信速度安定してるか(混雑時でも許容できる速度か)、ですが
解約方法は複雑じゃないか、とか
未使用分の通信量を繰り越せるか、とか
3日で◯GBの通信制限があるか、とか
デメリットを基準に消去法で選択していけば、失敗する確率はゼロに近づいていきます。
残った選択肢の中から、それぞれのメリットで選べば、大きく失敗することはないでしょう。
メリットしか挙げてないYoutuberの提供動画は怪しい
最近思うのが、ガジェット系Youtuberの提供動画(PR動画)は、メリットしか発表しないので信用ならない、ということ。
まあ広告費を受けての宣伝動画なので仕方ないけども。
デメリットに一切触れてない、というのがちょっと怖いです。
月額2380円で利用できるU-mobileの25GBのプランの動画をいくつか見ましたが、混雑時の通信速度に関する情報や、残った通信量が繰り越せないことなど、マイナスな情報は一切言及されておりません。
この価格で25GBの大容量さは素晴らしいけど、通信速度が遅すぎて25GB分消化しきれないパターンが目に浮かびます。
逆に、チャンネル登録者数は少なくても自腹で検証してる人の動画の方が参考になります。
格安SIMは水物である、という認識
・回線速度は安定してるか(実用的な速度を維持できてるか)
・メリットよりもデメリットに注目
・月額料金以外のメリットを比較
格安SIMの最大の魅力は、なんといっても月額料金の安さ。
しかし、通信回線の安定感は三大キャリア以下です。
金額だけに注目して移行すると、あまりの実用性のなさに絶望する可能性が高いです。
どのSIMが最適かは、その人が何を優先するのかにもよるし、正解を出すのが非常に難しいと思います。
今現在安定して通信できるLINEモバイルでさえ、今後のユーザーの増加等の理由で他のSIM会社と同じように、実用性に欠ける速度に落ちる可能性すらあります。
「格安SIMってそういうもの」という割り切った考え方ができないと、ただただストレスがたまるものになってしまうので、今後検討してる方は、その点も頭に入れておくといいでしょう。