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【ストリートダンス】コンテストとショーケースの違いをわかりやすく説明します

contest-show00「ステージに立って人前でパフォーマンスをする」という点では同じなのに、コンテストとショーケースでは全く属性が違ってきます。

キャリア3社のスマホと格安スマホくらい違います。

お客さんとして観る側の立場であれば、ショーであろうがコンテストであろうが、この違いは関係はないけど、演者側からすると全然違ってきます(と思います)。

本当に違います(と確信しています)。

大事なことなので二回書きました。

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コンテスト=競技。勝ち負けが発生する世界

dance-buisness00まず、ダンスコンテストとは何かというのをザックリ一言でまとめると、

1位を決める大会のこと。

エントリーには年齢・性別・人数などの条件があり、
パフォーマンスには「2:30以内」などの制限時間があり、
「CD」「MD」など、指定されたフォーマットで音源を提出しなければなりません。

このルールに沿って作品を作り、エントリーし、パフォーマンスを審査員がジャッジして1位を決めます。

表彰されるのは1位・2位・3位。大会によっては「◯◯賞」審査員特別賞みたいなのもあります。

「1位を決める・勝ち負けを決める」コンテストというのは、オリンピックなどのスポーツの大会のように、ダンスパフォーマンスを競技化したものと考えて頂いて間違いありません。

また、ダンスや曲の雰囲気にあった“衣装”というのも、コンテストでは大事な要素だと思います。

ダンスはいいけど衣装がダサい(雑)みたいなことになると、審査員によってはマイナスになることも。逆(ダンスがくそで衣装はいい)で優勝することは多分ないと思います。

ダンスと衣装のバランスは大事。

あとは、時間が短いので、だらだらソロ回しが入ったりすこともなく、ネタは必然的にコンパクトになります。

ショーケース=人前でさせてもらうパフォーマンス

dance-team00一方、ショーケースで踊る分には勝ち負けなど無し。自分たちがやりたいことを、そのままやれるのがショー。

イベントの主催側から出演枠をもらい(依頼され)、その枠内でパフォーマンスをさせてもらう、という形で出ることが多いです。あるいは、地元のダンス教室だと、地域で毎年開かれる祭りとかに参加するのが定番です。

踊るのはだいたい3分〜5分程度のネタですかねー。ショーはコンテストのようなルールは一切ありません。

しかし、ダンスチームを組んで活動し始めた(まだキャリアがない)人は、主催側からチケットノルマを課され、集客の一端を担います。

「今度このイベントで踊るけん来てー」
「前売り持っとうけど、来る?」

みたいなやりとりは、大学生ダンサーにとっては日常ではないでしょうか。

バンドやお笑い芸人のライブみたいに、ダンスも「出演するイベントに集客する」という側面があります。

コンテストで優勝すれば名前が売れていき、そんなチームは、やがて運営側からゲスト出演の依頼が来るようになって

そうなるとチケットのノルマも当然ないだろうし、パフォーマンスに対してギャラが発生するようになります。

全国的に有名なコンテストで入賞すれば、エグい角度で売れていくことでしょう。

今でこそダンスメインのイベントは盛んになってますが、僕が大学生だった10年以上前の福岡では、DJ・ラップ・歌などのイベントに、「ショータイム」のという枠で数チームが出演できるという程度。

(福岡の話で申しワケないが)BIGWAXとか、D-jointとか、今はもう無くなってしまったけど、ダンスメインのイベントって「年に一度のお祭り」くらいにアツかった記憶があります。

あの時代は、今ほどダンサーは多くなかったし、ショータイムに出れる、ということ自体が凄かった気がする。

今ではキッズでも、学生でも、一般でも、参加できるダンスコンテストは多いし、イベントで踊る機会となるともっと多いです。

「コンテストとショーの違い」さらっと書きましたが、お分かり頂けましたでしょうか。

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「コンテスト」の結果は審査員次第

コンテストは勝ち負けを決める、ダンスが競技化したものなんですが、審査の基準はかなり独特だと思います。

陸上競技や水泳のように、誰が最速か一目瞭然な種目と違い、フィギュアスケートや体操など技の難易度や構成が数値化されてる訳でもなく、

基準が抽象的。

その大会それぞれで審査項目はあると思いますが、ビデオ判定とかもなく、その場一回のパフォーマンスに対してのジャッジで、

自分が「ここ1位だろ」というチームが、入賞してなかったり、 逆に「えー」というチームが優勝したり。

誰が見てもダントツで1位みたいなときもありますが、マジでよく分からないときもあります。

ズバリ、その日の審査員次第。

同じ系列のスタジオ出身者が入賞する、みたいなパターンを何度も目の当たりにしたことがありますが、

【審査員の好み】という、なんとも不確定要素で結果が決まります。

ジャッジコメントでも「このチームのXXXX好きだった」みたいな感じで言う人もいるし。

まあこのときの「好き」というのは、LIKEというよりGOODという意味合いの方が強いと思いますけどね。

ブレイキンのパフォーマンスに、立ち踊りの人が評価する、またその逆もあったり、ジャンルを超えて採点されることが多いです。

ノーミスで実力以上のものを出せたとして「完全に勝った」という手応えがあったとしても、結局、その日の審査員がどう感じるか。

僕は見物&応援専門で、審査員をやったことないので分かりませんが、同門に対して評価が高いケースを見たことがあるし、

逆に、自分と同じジャンルのエントリーに対しては厳しくなる、みたいなこともあるみたいで、ホントに特殊です。

優勝を狙うには「誰がどう見てもここが1位。アッパレ」という、ぶっちぎりの作品を作ることでしょうか。

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まとめ

dance-team02ダンスコンテストって、勝てば表彰されるし、承認欲求も満たせるし、負けたら悔しいし、ガチンコで準備すればダンサーとしての成長には欠かせないイベントだと思います。

しかし、ショー気分でエントリーするものではありません。

なぜなら、コンテストは競技だから。

キッズダンスで優勝する有名なチームとか、大人顔負けの完成度で、もうやばいですよね。なんじゃこら、と(笑)

厳しい練習を耐えて、遊ぶ時間を削ってダンスに注いで、寝てる時間もダンスのことに注いで・・・尋常じゃない準備ですわ。

かといって「ショーは力を抜いていい」というワケではありませんからね(笑)

コンテストもショーも、そのイベントに来たお客さんは、ネタの時間分人生を使って見てくれるわけなので。

「練習不足で振りがとんだー(苦笑)」
「緊張してガチガチやった」
「靴ひもほどけてこけた」
「顔が引きつって下向いてた」
「移動しくったー」

とか、そういう次元のパフォーマンスは、ハッキリ言って終わってます。

コンテストだと致命的だし、ショーでもお客さんは「何ミスってんだよ」と思います。一緒に出て頑張ってる人にも迷惑です。

コンテストだから力を入れる、ショーだから抑える、とかじゃなく、どんなときも一生懸命本気で準備するのが大事なんだ!

ということを最後に言っときたかっただけでした。

※この記事の続き「コンテストとショーケースの【準備の違い】について」は後日更新します(予定)

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