2016年、年明け早々格安SIMデビューをして、最近あたまの中がSIMのことでいっぱいのマツケンです。
500MB未満→499MBまで無料で使え、5GBまで使ったとしても1600円で済むという、新しい価格帯を提案している0SIM。 気になってる人も多いのではないでしょうか。
そもそもこのSIM、昨年末に発売されたデジモノステーションの付録だったんですよね。 雑誌が出た時点では「非売品」だったので、血眼になって探し当てたんですけど、まさか一般発売されるとは。
「0SIM」は僕のSIMデビューを飾ったものなので、ほんのちょっとだけ思い入れがあります。 ホントちょっとだけ。
「これから格安SIMを使って通信費を節約しよう」と考えてる人にとっても、この0SIMは選択肢の一つとなると思いますが、現時点でも色々なタイプのSIMがあるのに、こんなトリッキーなやつが出てきて、正直迷いますよね。
「0SIM」で得する人・損する人
格安SIMを運用したい人の共通項としてあるのは「損したくない」
つまり「得したい」ということ。
So-net発「0SIM」は月500MB未満まで無料!!
というインパクトのあるキーワードは目に入りやすいし、SIMに興味のない人でも注目してしまいます。
果たしてこれは得することができるのか…
モノとアタマは使い方。 興味本位で契約して損しないように、得する・損する線引きを知っておきましょう。
「0SIM」で得する人
この0SIMで得する人というのは、ざっくり2パターン。
①現在すでに格安SIMで運用している人
②ほぼ通信しないライトユーザー
①現在すでに格安SIMで運用している人
0SIMは、通信量によって料金が課金されていくシステム。
通信量をこまめに節約すればするほど、月々の料金を抑えることができます。
499MBで収まれば無料。
500MBを超えても、599MBで収まれば100円ですから。
SIM関連の知識と経験が豊富で、自分の通信量を日割・月割で把握できてる人向けです。
【すでに現在SIMを使ってて、今のプランで慢性的に月末制限かかる人が、2枚目のSIMとして持っておく】というくらいがちょうどいい。
でも、そういうスマホ好き・ガジェット好きな人って、たっぷり通信するよね。
②ほぼ通信しないライトユーザー
格安SIMでスマホをもつ人の中で増えてるのが、子供・高齢者。
キャリアで契約するよりも、うんと安く済みますからね。
メインの用途が
①家族との連絡
②お守り的な意味合い
で持たせる場合が多く、家の中でWiFi環境があるなら、SIMでの通信は最小限に抑えることができます。
うまいことやれば、無料で使える499MB以内におさまるかも。
SIM各社のライトユーザー向けに、1GB・3GBなどのプランが1000円弱くらいで契約できますが、これまで格安SIMを持ってしても1000円は固定で発生していたものが、「0SIM」を使えば月額0円で運用できる(可能性がある)というのは、魅力的です。
「0SIM」は使った分だけ課金されるシステムですが、天井は5GBまで。 料金も1600円までで抑えられるので、使いすぎても、ぼったくられる心配はありません。
LINEなどのアプリを使うためには、SMS対応のSIMじゃないといけませんが、それでも月499MBまで150円で抑えることができます。
「0SIM」損する人
何も考えずに「500MBまで無料」だけで契約してしまう人は、確実に「0SIM 」で損をします。
LINEだけでなく、ネットや動画見たり、ゲームなどメイン使いするSIMとしては割高の料金です。
最安値を謳っているDMMの5GBデータ専用プランだと、月々1210円ですからね。
僕もSIM+ルーターを使うようになり、頻繁にデータを記録していますが、500MBの通信なんて一瞬で超えますからね(-_-)
メイン使いといえど「ほぼスマホに触らないぜ」みたいな使い方なら、無料のラインで納めることができそうですが、普通に生活してたら、ついうっかり動画見たりするじゃないですか。
「拙者そんな日は一日たりとて無いでござるよ」と断固として言えないのなら、きっと損します。
一番「得する人」は付録でゲットした人
「月500MBまで(未満)無料!!」というフレーズは、一見安く済みそうな価格設定なんですが、使い方次第ではきっちりと損をしてしまいます。
通常SIMを新規で契約するとき、どの会社でも3000円の手数料が発生しますからね。
僕のようにデジモノの付録でゲットできた人は、契約事務手数料もからず開通できるので、499MBまでなら一円もかからずに運用できます。 3ヶ月連続で通信しなければ強制退会になるらしいけど、使ってれば永久に無料みたい。
格安SIMって、月々の通信費は安いし、データ専用プランであれば、解約違約金もほとんどないので、2年縛ってくるキャリアと比べて移りやすいのがメリットでもありますが、この契約手数料は積み重なると結構痛いですからね。
ほぼ通話しないのに高額な無制限通話プランや、7GBで速度制限してどこが「パケ放題」なのか分からないプランをねじ込んでくる3大キャリアの悪しきやり方に、納得行かない人は格安SIMに移行していってますが
よく調べずにSIMを契約してしまえば、金額は大きくないものの、毎月確実に損し続けることになるので、徹底的にリサーチすることをオススメします^^
So-net以外の会社でも、基本申し込みページはシンプルです。 説明もシンプル。 設定もシンプル。 とにかく全部シンプルなので、惑わされないように情報を掴みましょう。
まとめ
①二枚目の予備SIMとして
②超ライトユーザー用に
「499MBを超えない」という条件のもとなら、検討してみる価値はあります。
メインSIMとしては割高なので、別のSIM会社のプランも検討したほうがベターです。