ユニクロで売ってる、肌触り最高のインナーのAIRism(エアリズム)。
現行のエアリズムの前のシルキードライの、そのまたずっと前からユニクロのインナーを愛用しているのですが、納得のいくたたみ方に出会わずに何年も経ってしまいましたが、2015年、ようやくある一つの手法にたどり着きました。
この方法で畳むようになって、インナーの収納が楽しくて仕方がなくなりました。
エアリズムだけではなく、これ系のインナー全てに応用することができるので、覚えていて損はないハズ!
エアリズムやヒートテックなどの、薄くてツルツル素材のインナーは、持っていない人はいないくらい、ココ数年劇的に浸透しています。
そのツルツルさゆえ、「たたみ方の正解が分からない」という悩みを10年近く抱えていました。
↑お店でよくやる、襟元を前面にした畳み方だと、柔らかすぎてクニャッとなるんですよ。綺麗な状態のまま維持できず、タンスの中を漁ったらグチャグチャになってしまうのが嫌でした。
が、しかし!
年明け、Youtubeで動画を狂ったように見ていたとき、“元陸軍の軍人がコンパクトに服を畳む”という謎の動画に出会ったことで、この悩みは解消することができました。
持ち運べる荷物が限られる軍人という職業柄、服をコンパクトにまとめる方法というノウハウが確立されているようで、一般人には馴染みのない畳み方なんですが、もうねー目からウロコですわ。
クニャクニャのエアリズムも綺麗に畳んで収納することができています。
小さな子供でもできる簡単な方法なので、ぜひチャレンジしてみてくださいませ。
①裾を5cmくらい折り返す
こんな感じで裾を折り返します。折り目はピシーッと、まっすぐに。
↑この折り返し部分は、最後のミソの部分になりますので、全力で真っ直ぐにしてください。
②袖を内側に
首の幅を基準に、中央へ向かって折りましょう。このときも、首と裾のラインが真っ直ぐになっているか確認してください。
逆サイドも折り込むと、↑こんな感じに。長方形を作るイメージです。
③上下反転し、首元→裾へ折る
首元が手前にくるように上下を反転し、首と袖の部分がばらけないように、裾方向へ折ります。きれいに二つ折りではなく、袖の幅分折る感じ。
④手前から裾に向かって、グルグル巻く
手前から裾に向かって、きっちり詰めてグルグルと巻いていきます。巻きが緩いと解けやすくなるし、横がブリっと汚くなるので、きれいな棒を作るイメージで巻いていきます。
もしも、横が出てきたら、指できれいに形を整えてください。地味だけど大事ですコレ。
②の長方形をきれいに作れていたら、巻くときに横がきれいになります。
⑤横のグルグルを、折り返した裾で巻きつける
①で折り返していた裾の部分を、クルリンパするだけ。ちょうど横のグルグルのところにも被さります。
完成の図。左がシャツ・右がパンツです。
どんなに綺麗にたたんでもワンタッチで崩れるエアリズムも、綺麗な棒になってしまいます。
これは半袖だけではなく、長袖のヒートテックでもイケます。
応用:長袖バージョン
綺麗に広げて、裾を5cmほど折り返します。
首元と裾のラインが真っ直ぐになるように、全力で折ります。
綺麗な長方形ができたら、首元から裾に向けてグルグル巻きつけます。袖が長い分、巻くと厚みが出ます。
裾の折り返しを戻して、横のグルグルに引っ掛けて完成。
左が長袖ヒートテック、右が半袖エアリズムです。薄いヒートテックも、長袖だと巻きごたえがあります。
立てて収納できる!
やわらか素材を棒状にすることで、不可能だと思われていた“立てて収納”が可能になりました。
収納の本とか読んでも、「服は立てて」とかいいますけど、エアリズムやヒートテックはその機能性の高さゆえ、自立できないんですよ。で、その本にはこの畳み方載ってないし。
普通のTシャツとかだと「折り返してる裾の生地が伸びるんじゃないか」という懸念がありますが、エアリズムなどのインナーは伸縮性に優れているので、今のところ問題ありません。
普通のTシャツでは試してませんが、たたみ方によっては伸びるかもしんないですね。
このたたみ方のデメリットを挙げるとすれば、
- シャツを広げる平面のスペースが必要なこと
- 普通の畳み方よりも時間がかかること
5回も畳めば慣れますが、それでもちょっと時間はかかります。
ですが、時間をかけただけのことはあります。
着替えのインナーを選ぶときも、お好みの棒を取り出すだけ。
ダンスのレッスンのとき着替えの用意も、棒をバッグの中に入れるだけ。
コンパクトに持ち運べるし、最高です。
軍人さん本当にありがとう。
ユニクロさん、これオフィシャルの畳み方にどうでしょうか?