メルカリやフリルなどのアプリが流行り、不要品を売るというのが身近になった一方で、荷物を梱包する、という技術が出品者に求められるようになります。
出品したモノの形やサイズにもよりますが、箱モノって迷いませんか?
そのサイズにぴったりの箱が見つかればいいのですが、それって結構マグレのパターン。
落札した側からすると、大きなダンボールに詰められて送ってこられても、その外箱は邪魔になるので、極力ゴミのでない方法で送って頂きたい、そう思ってる人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな悩みを一撃で解決する、ダンボールに入れない箱モノの梱包方法を紹介します。
最近、わが家では不要品の断捨離がブームになっていて、僕はガンガン捨てまくり、嫁さんはメルカリで出品をしています。
出産前に、何のリサーチもせずに購入した西松屋の抱っこ紐が落札され、その梱包方法で戸惑っていたうちの奥さん。
梱包=箱に入れる
という基本知識のみだと、発送に使えるキレイな箱探しから始まります。
いい雰囲気のダンボールを求めて、実家の倉庫を漁ってたんですが、いい箱が見つからず絶望してたので、僕が以前仕事で身につけた技術で解決しました。
最小サイズで梱包→巨大ラップで巻く
商品の箱とほぼ同じサイズでの梱包が、最小限の梱包
これを実現するために使うものが、この巨大なラップです。ストレッチフィルムと呼ばれます。
大きめのホームセンターに行けば大体売ってます。1本1000円弱くらい。
だいたいロングとショートの2タイプ売ってますが、今回使用したのは長い方。
※小さいものを巻くときにはショートの方がオススメです。ロングは家電など大きなものにおすすめ。
配送系の倉庫とかで働いたことがある人は馴染みのあるモノですが、普通に生活してたらまず出会わないですコレ。
これだけ商品に巻きつけてもいいですが、配送業者が乱暴に扱ってパッケージに傷がつく可能性はゼロじゃないので、
念のためエアキャップ(プチプチ)を使った方がベター。
さらに、上下にダンボールの板を付けて、角が潰れないような対策も。
今回紹介する梱包の手順をまとめると、
- エアキャップで包む。
- ダンボールの板で箱の上下を保護<
- ラップで巻く
この3つのステップで完了します。※②お好みで。
①エアキャップで包む
エアキャップで包んだ方が、その分防御力も増すし、落札してくれた人に対して、こちらサイドの【梱包に対する誠意をアピールできる】と思います。
ポイントは、ぐちゃぐちゃっと適当にやらず、商品の箱のサイズにキレイにカットすること。ちぎれた感じを残すと、逆に雑さな印象を与えてしまいます。
使うエアキャップが多いと、ゴミも増えるので、キチンと測ってカッターでピッシーと切ってください。
慣れたら1分もかかりません。
②ダンボールの板で箱の上下を保護
商品サイズぴっちりのダンボールって、必要なときになかなか見つからないですが、切れ端なら案外すんなり見つかるはず。
横幅を長い方の辺の長さに合わせて、3cm弱多めにカット。多くきった部分の折り曲げれば、角を守れます。
四面角を守ろうとすると、ダンボールを切り出す形が複雑になるので。
上下2枚分のダンボールを切り出します。必ずダンボールの繊維(?)の方向を見て切ってくださいね。
ハッキリいうと、これ無くてもいい工程ですが、より防御力を上げたい方におすすめ。
これも1分くらいで終わります。
③ラップで巻く
最後にこのラップの出番。
商品が大きい・重い場合は、商品を動かし
商品が小さい・軽い場合は、ラップを動かします。
ラップを広げてる写真を取ってたら、息子が吸い寄せられてきて、通り抜けようとしていました。
まず、辺の長い方にグルグルと3周巻きます。
小さい子はこういう動きに興味津々なので、うまいことかわして下さい。別室でやるのがオススメです。手伝う気まんまんの長男ですが、戦力にならないので、あっちに行ってもらいます。
出た部分を商品にハリけて、ラップの方向を90度回転させます。ラップの手前を角に引っ掛けるとキレイに方向転換できます。縦3周・横3周。
横に巻きつけるとき、ラップを引っ張りながら巻くと締まるので、キレイに梱包できます。
3周巻き終わったら、箱の角にラップを当てて
手首をクイッとして角度を変えると、キレイに裂けていきます。
はみ出たラップを箱に密着させれば完了。
慣れてる人だと30秒もあれば終わります。
※戦力外通告を受けてふてくされていた長男。
ラップだけで大丈夫?
「ラップが剥がれそう」と心配な人は、巻き終わりをテープで貼ればいいと思います。
巻きつけたラップが剥がれる状況というのは、
- 手で剥がそうとする
- ぶん投げたり蹴ったりするなど、乱暴に扱ってる
これ以外考えられません。
エアキャップと上下のダンボール板の分厚みは出ますが、ほぼ元の商品と同じサイズで梱包することができます。
ダンボール箱に入れた梱包に比べてゴミも格段に少ないです。
ダンボール箱に入れなくてもキレイに梱包できる
箱入りの商品を、さらにダンボールに入れて発送するのって、スマートではないですよね。
精密機器とか割れ物は別ですが、今回の「抱っこ紐」ような壊れる可能性の低いものを、さらにダンボールに詰めるって、あんまり意味がないし。
梱包サイズがアップすると、配送料金も上がるのでその分利益も減りますし、もうマトリョーシカみたいになるので。
梱包の箱が大きすぎて、新聞紙とかプチプチとかを死ぬほど詰め込んで送ってくる人から買いたくないですよね(-_-)うん。
個人的に一番マイナスだと思うのが、受け取る側に”箱の処分”という手間を取らせてしまいます。
楽天とか、アマゾンでも、クソでかいサイズのダンボールに入れて送ってくるセンスのない店もあるので、マジで困ります。困りますというかイライラします。
最小限のサイズで送って欲しい人の方が多数だと思う。
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ラップをメインに使うことで、ちょうどいいダンボールを探す手間も省けるし、ダンボールを使わないってことは、ガムテープもそんなに減らないし。引っ越しのときとかも重宝しますよ。
衝撃で壊れるような物じゃなければ、この方法がオススメです(^^)