2014年の10月から週に一回、小学生・中学生のダンスレッスンを手伝うようになりました。
半年以上お手伝いをしていく中で、伸びた子とそうでない子がハッキリと別れていますが、その違いはなんだろうか、ってのを考えてたんですけど、伸びない子の原因と思しきものが分かりました。
桜満開を前に、強烈な雨風にやられてしまいましたね(-_-;)
台風の手前くらいの強さの風が一晩中続いてたので、晴れていればスーパー満開だったであろう近所の桜の木が、花びらをまき散らして、ただのゴミになってました。
ということで、早速本題に入りますけども
僕が手伝い始めたダンスクラブの生徒さんの話ですが、教える以上全員上手くなって欲しい訳なんですよね。
でもね、全員が全員、同じ伸び率なのかというと、そういうことはなく、半年前とほとんど進化していない子もいる訳ですよ。
伸びない子の最も大きな原因は「レッスン以外の時間に練習していない」ってこと。
週イチのレッスンで習ったことを、来週のレッスンまでの168時間の中で、いかに自主練で磨いていくか、ってのが上達には欠かせません。
Youtubeで凄まじいダンサーの動画を見まくったところで、体を動かした時間がなければ、自分のフィジカルや技術って、いつまで経っても進化しません。
大人子ども関係なく、ダンス初心者が練習することなく、自動的に上手くなることは1億万パーセントありえません。(もしいたら、ゴメンナサイだけど。)
伸びた子と比較してみた
レッスンを受けてるのに、上手くなってくれないってのは教え方にも問題があるのかもしれませんが、実際に伸びてる子がいるってことは、その教え方は間違いではないと思っています。
でも僕としては、全員に上手くなって欲しいというスタンスで教えてますので、この生徒間のスキルの差が無くなるようにしたいワケですわ。
スキルの差があると、教えにくいですからね実際。
なので、この状況を打開すべく観察してみました。上手くなった子とそうでない子。
すると、そのヒントは「5分自分で練習して」の中にありました。
グイグイ伸びてる子たちは、自分でガシガシ何回も繰り返し練習します。
一方で、全然伸びてない子たちは、自分で体を動かそうとしないんですよ。周りをキョロキョロして様子を伺って、ただ立ち尽くすのみ。その様は、声を掛けてもらうアピールをしているかのよう。
伸びない子→自分でカウントを数えられない
伸びない子は、レッスン以外の時間、ほとんど自分で練習しません。練習しないというよりか「練習できない」ってのが正しいのかも。
というのも、カウントを自分で数えられないんですよ。
ダンスって、最悪音源が無くても、自分でカウントアップしながら身体を動かすことで練習できますよね。
フリ写しするときや揃えるとき、マーキングするときって基本カウントのみやし。
5分という限られた短い時間の中ですが
伸びてる子は、自分で大きな声を出して数えながら練習してるのに、伸びてない子は、ヒョロヒョロ突っ立って時間を潰してるだけ。
レッスン内の300秒という短い時間の中でも、ドンドン差が広がっていきます。
相手が大人であれば、この事実を言葉で説明できるんですけども、相手は分数の割り算を勉強したばかりの子供です。
ここをいかにして伝えるのが腕の見せどころになってくるのでは〜と思いました。
今後の施策
「カウントを自分で数えられるのか」というのが、解決の糸口になりそうです。
大人子共に関わらず、共通することだと言えますね。
カウントを数えるだけですが、早取り癖の解消にもなりますし、シンプルだけど効果は絶大だと思います。心肺機能もUPしますし。
しかし「ダンス上手くなりたい」と思ってくれてるのが大前提になります。もしも、思ってなければ、ただ暑苦しいだけですからね(-_-;)
僕が手伝ってるスタジオのように、練習する人・努力する人・出来る人を基準に教えているようなスタンスであれば、生徒のスキルの底上げをしないと、教えにくいだけ。 このままでは二極化が一層進んでしまいますので、できるだけ早く食い止めたいと考えてます。
レッスンって、頑張ってる人が物足りない内容になりがちじゃないですか。
せっかく練習してきて、新しいことを習いたくてレッスンに来てるのに、先週休んだヤツがいたせいで同じ内容を繰り返して終わり、みたいなね。
子供に、ただ厳しい口調で「練習しろ」と1000回言ったところで、現実は変わりません。
自分で練習することが呼吸と同じような感覚になってくれるのが理想なので、自分の基準をドンドン上げて楽しんでもらいたいですわ。うん。
これからも模索は続きますが、色々と試してみたいと思います。
まとめると、大人であろうが、子供であろうが自分でカウントを数えてくださいってこと。 まずはカウントを数えながら、レッスンの復習をしましょう。