最近ニュースでも度々出てくるようになった「マイナンバー制度」というフレーズ。
国民一人一人に12桁の番号を割り当てて、色々と管理に使いますよ〜という雰囲気の制度が日本でも始まります。
この制度が始まることによって、影響を受けるストリートダンサーはいるのでしょうか?
ということで、どんな影響が出てくるのかザックリ書き置きしてみます。
僕たちの暮らしは、色々な番号に囲まれて成り立っています。
・ケータイ電話の番号に始まり
・免許証にも番号
・健康保険証にも番号
・コストコの会員も番号
・Gmailアカウントのパスワードも番号
番号は、人と情報を関連づけるのにこれ以上ないツールで、発明した昔の人には本当に頭が上がりません。便利すぎ。
そこに目をつけた日本の偉いオジサンたちが、「日本国民を番号で管理して効率をUPしようよ〜。年金とかも消えないし」ということで、マイナンバー法が成立したのは2年前の2013年。
個人と税金・社会保険・年金などの情報が紐付けされることになりました。将来的には銀行口座との紐付けもマストになるみたい。(←効率よく税金を吸い上げるシステm…)
一般企業は、社員をマイナンバーで管理するようになるということで、準備に大忙しなんだとか。
つまり、これからは【雇用主人を雇う際にマイナンバーが必要になる】ということですね。 誰に幾ら支払ってるか(経費管理)というのを管理できますからね。
正社員・契約社員・パート・バイトに関わらず、これから雇用契約を結ぶ際にはマイナンバーが必須になりそうです。
この流れは、ダンススタジオのオーナーとインストラクターも同じになることが考えられます。
スタジオ所属のインストラクターはマイナンバーが必要に!?
有名無名を問わず、ダンススタジオでのインストラクター(講師)の仕事は、ストリートダンサーの収入源として、メインとなるものではないでしょうか。
スタジオオーナー(雇用主):講師(被雇用者)の関係なので。
確定申告をきちんと行っているスタジオであれば、「マイナンバーがいるよー」ということで、提出を求められる感じになると思います。
マイナンバーで管理されることによって、今までは分からなかった【誰にいくら収入が発生しているか】管理してる側から丸わかりの状態になります。
ダンサーは青色申告が必要になる
インストラクターの収入で食べてるダンサーのほとんどは、いわゆる個人事業主なので、毎年個人で確定申告の手続きが必要になります。
確定申告には白色申告・青色申告の2種類がありますが、ダンスで生計を立ててる人は青色申告1択になるかと。
青色申告といっても、ダンサーとして発生した収益に対して税金を納めるだけのことです。シンプル。
2015年にダンサーとして100万円稼いだとしたら、それを申告して、それに対して課税される感じです。
稼いだ額が多ければ、納める税金も比例しますけど、課税されるのは収益から必要経費を差し引いた額なので、ガンガン経費を使うタイプであれば、税金は多くない場合もあります。
現在住んでる住所を管轄してる最寄りの税務署で①個人事業主届け(開業)を提出して、②年明け確定申告の手続きをするだけです。
もし分からないことがあれば、先輩のダンサーさんに尋ねてみたらいいと思います。
がっつりダンスで稼いでる人は、税理士さんをつけてるor自分で税務処理をしてるので、ダンスで食ってる歴が長ければ長いほど知識と経験がある(ハズ)。
※関連記事
【ダンサーの確定申告】計上すべき収入と経費で落とせる具体例を紹介
マイナンバー制度はいつから始まるの?準備は?
ニュースを斜め読みした程度の知識で申し訳ないですが、
事前準備として、10月からすでにマイナンバーの通知が行われ、
平成28年1月から個人番号カードが交付される、という具合です。
“マイナンバー”という制度が、日本に浸透するには時間がかかるようで、一気に色々なことを集約する感じではなく、当面は税金と雇用保険関連での運用に絞るとのこと。
税金では早速運用するみたいなので、確定申告の手続きを考えると後回しにはできそうにありません。
今年ダンス飯(ダンサーとして食ってく)デビューした人で、まだ何にもやってない人は、つじつまが合わなくなる前に、開業届を済ませておきましょう。
確定申告の処理はハードルが高そうですが、実際やってみるとそうでもありません。
「確定申告」でググれば、いろいろサービスが出てるんですけど、僕が使ってるサービスは、やよいの青色申告という定番のやつ。
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自分で入力する手間を差し引いても、税理士報酬に比べはるかにコスパはいいし、しかもMac対応。
平成26年分の確定申告の準備を始めたのが締め切り1週間前でしたが、このソフトのおかげで余裕で間に合いました。
まとめ
- マイナンバー制度が始まると、レッスン収入も記録されるので確定申告必須になる(多分)
- 確定申告はそんなにムズかしくないよ
- 今まで納税してない人が、税務署から追求される可能性はゼロではない
インストラクターが受ける影響は、マイナンバー制度に対してどのようなスタンスなのか、所属しているスタジオ次第ですが、まー健全に運営してるところであれば、十中八九聞かれると思うので、確定申告を含めた準備を今のうちから始めておきましょう。