iPhoneで撮影する動画の品質をワンランク上げるために、Zhiyun(ジウン)社のSmooth-Qというスマホ用のジンバル(スタビライザー)を購入しました。
Amazonで注文したんですが、購入時にちょっとしたトラブルがあり、それについての記事は書いてたものの、肝心の”開封の儀”およびレビューの記事を更新しないまま、一ヶ月が経とうとしてるんですが、
バリバリに使っております。
毎日とはいかないまでも、公園に行ったり、散歩したり、どこかに出かける度に持ち出して撮るようになり、128GBあった我がiPhoneのストレージ残量がヤバイです。
ということで、今回は開封&1ヶ月の使用感レビューをお送りします。
Zhiyun Smooth-Qとは
小型3軸電子制御のスマホ用ジンバルは、数年前から目をつけていたガジェットの1つなんですが、安いものでも3万円弱。
なかなかポチる気がおきなかったんですが、Smooth-Qの価格は¥17990と頭一つ抜けてるので飛びついてしまいました。
Zhiyunはまだ日本では馴染みのないメーカーですけども、ジンバル系ガジェットでここ最近ブイブイ言わせてる中国ブランド。
ドローン等のガジェットで有名なDJIしかり、Zhiyunしかり、スタビライザーの技術を搭載した中国製のガジェットの進撃具合は凄まじいものがあります。
▼最近散財したDJIの高性能ドローンがこちら
開封
外箱を開けると、ウクレレっぽい形をしたケースが入っております。
・本体
・ハードケース
・紐
・充電用USB/microUSBケーブル
・取扱説明書
さすが専用ケースだけあり、Smooth-Qがビッタリと収納されております。
(ホントはグレーが欲しかったんやけど)しぶしぶ選択したブラックですが、意外といい。
▼注文時のトラブル(?)話はこちら
ジンバル単体で自立することができますが、どちらかというと不安定。
底面には三脚穴があるので、トライポッド等のテーブル三脚をつけておこうと思います。
セッティングの簡単さ
取扱説明書は英語表記かつ絶望的に分かりにくいので、僕はZhiyun公式の動画やYoutuberのレビュー動画を眺めて、操作関連の全貌を掴みました。
iPhoneをジンバルに挟んで、だいたいの調整をした後、Smooth-Qの電源を入れるだけでキャリブレーションが完了し、即撮影できます。
手動でザックリ合わせた後、電源入れるだけでキャリブレーション完了。
すぐ撮影に入れます。#Zhiyun #smoothq pic.twitter.com/Zz7X3AQ9Tm
— マツケン※プロの主夫@福岡 (@matsukennn) May 29, 2017
慣れてしまえば、ケースに入ってる状態からセッティングを始めても、2分以内で撮影に入れる感じです。ザックリ合わせるだけOKってのがいい。
このまま標準のカメラアプリで撮影することもできるし、スマホとジンバルをBluetoothで接続すれば、Zhiyunの専用アプリ[ZYPlay]を使ってより高度な動画撮影が可能になります。
・満充電で12時間駆動
・モバイルバッテリーとしてスマホを充電できる
・モバイルバッテリーから給電しながら使える
・アタッチメントを使えばGoProにも使える
・DJI OSMOmobileより50g軽い
・自動追尾撮影(アプリ)
・モーションタイムラプス(アプリ)
・カラーフィルタ(アプリ)
・フルHD・4Kサイズで撮影可
こんな動画が撮れるよ
スマホ用ジンバルのテスト動画#zhiyunSmooth-Q #RUNNING pic.twitter.com/1XMA7n8JqK
— マツケン※プロの主夫@福岡 (@matsukennn) May 29, 2017
Smooth-Qを2台使ってデモ動画を作ってみました。まあまあ早いスピードでダッシュしながら撮っております。
尺の関係で倍速にしてますが、手持ちじゃ絶対にできないヌルヌルの動画が取れます。
頭を空っぽにしてても、ただ持って歩くだけなのになんかかっこいい映像が撮れてしまうという、魔法的なガジェットと言っても言い過ぎではない気がしますね。
会う人会う人に自慢してるんですが、今のところ100%の確率で「ほしーコレ!」を頂いております。
専用アプリで撮影するのは練習(学習)が必要やけど、標準カメラアプリでも十分いい映像が撮れる
ジンバルの手元でシャッターを切ったり、ズームしたりするのは、Zhiyunのアプリ使用時のみですが、
標準カメラアプリでもメインのレバーでチルト(上下)等の動作が効くので、とりあえず今は慣れまくってる標準カメラアプリで撮ることがほとんど。
専用アプリと連携させることで、できることが格段に増える分、それらの機能を使い分けて思い通りにこのジンバルを使いこなせるまでには、かなり修行が必要な印象です。
一通りアプリを触ってみたけど、「あ、これメンドクサイやつや」というのが判明して、この一ヶ月間は基本的に標準カメラアプリのみで撮ってます。
一番使ってるのが左右の動きは追従して、チルト(上下)をレバーで調整する、というデフォルトの①パンフォローモード。
まだ②ロッキングモード(固定モード)、③フォローイングモード(上下左右追従)はあんまり使ってません。
一ヶ月使って感じてるイマイチなところ
まず「ACアダプター経由の充電はNG」というのが意外でした。
できないことはないんだろうけど、壊れたら嫌なのでPC経由で充電しております。
あと、iPhone6s Plusを使ってるんですけど、Plusだと裸の状態でも結構ギリギリサイズ。
Supigenの厚手のケースを着けてたんですが、使用不能でした。バンカーリングを装着してても使えないので、ジンバル用に薄いケースを購入しました。
最近Shureの高い外部マイク(MV88)を購入したんですが、ジンバルにセッティングするとLightningコネクタの部分がちゃーんと塞がります。よってSmooth-Qには使えません(悲)。
イヤホンジャックに挿すマイクなら使えるけど、よさそうなのが見当たらないし・・・。
音って結構大事なんで、どうにかしたいんですけどねー。
iPhoneの動画撮影が楽しくなりすぎる
イマイチな部分も当然ありますが、そこを補ってあまりあるガジェットだなーと感じております。
この価格帯で、この機能。ロマン有りすぎる。
これまで販売されてたアナログのジンバルと比べ、セッティングがスーパー楽だし、コンパクト。
何回も使ってるうちにセッティングのスピードもかなり早くなったし、レバーの操作感やモード切り替えも把握してきたので、かなりスムーズに撮影できるようになりました。
そしてなにより、楽しい。
長男が生まれてからiPhoneで動画を撮る機会がめちゃくちゃ増えたんですが、このジンバルを導入後かるく見積もっても10倍は楽しくなってます。
ジンバル持って走る子供を追っかけるだけで、それなりに楽しい映像が撮れるし、アプリを使いこなせればモーションタイムラプスなんかも簡単に撮れるので、もう色んな人にオススメですねコレ。
これからも、会う人会う人に片っ端から薦めまくりたいと思います。
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拝見しました。ライトニングアダプタが塞がるとありますが、本体を上下逆にセットすることも不可ということですよね。
感想が楽しいとか小学生でも書けるようなレビューで印象的でした。
smooth-4が出たのでsmooth-Qモデルは激安で買えます。
かなり高級感が上がりました。