賃貸物件への引っ越しを機に、導入が決まった無印のソファベンチ。

配送当日ピンポンが鳴り『やっときたぜー！』とスキップしていたところ・・・搬入できませんでした。

前職では配送関係の仕事をしていたため、「家具が搬入できない」ということは日常茶飯事で想定の範囲内でしたが、まさか自分の家で起こるとは。

結果的には無事に搬入できたんですけども、知識がなければそのまま業者が持って返って返金、みたいなパターンも起こりうるので、無印のソファベンチを賃貸(2階以上)で導入を検討されてる方は、ポイントを押さえておきましょう。

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そもそも、何で搬入できなかったのかという話なんですが、

僕が入居した物件は、まあどこにでもある量産型の賃貸アパートの二階。

玄関は1階で、階段(内階段)で二階に上がるパターンなんですけども、この内階段の形状がトリッキーなのが原因なんです。

“数段上がると、左に90度曲がる”というおしゃれな構造のせいで、ソファベンチの外箱の角が壁に引っ掛かってしまうのです。

無印良品の店内でディスプレイの寸法を測ったし、前職の経験上『これはイケるやつだ』と思い込んでたんですけど

外箱を外しても、ちょうどギリギリ壁に接触するということで、搬入を断られてしまいました。

 

いやいやいやいやいやいや。

『入るだろ』と、思ったんですけど、このギリギリサイズって配送業者的にはNGなんですよね。

壁に接触するパターンは、基本NG。

 

NGの線引きのラインを尋ねると、

「二階に上げる場合、外箱のまま運べなければ基本NG」だそうです。

開梱して階段上げする業者ももちろんありますが、無印良品の家具の配送は、商品に傷が入らないようにするため、安全に運ぶため、外箱での搬入がデフォルト。

「一度開梱すると返品できない」というルールもあり、チャレンジしてくれようとしません。

 

配送のオジサンからすると、開梱して、チャレンジして、入らずに、僕が「返品したい」と言い出すと、

スーパー最悪なシナリオになってしまう訳ですから、外箱で入らないなら断るというのは正しい判断だと思います。

ギリギリのラインでチャレンジしても、業者側からするとリスクしかないですからね。　壁に傷が入るかもしれないし、商品にも傷が入るかもしれないし、お願いした僕がゴネだすかもしれない。

普通の人であれば、ここで引き下がるわけですが、僕には前職で培った家具配送知識と経験がありますので、『諦める』という選択肢はありません。

だって、このソファベンチ使いたいし!!!　時間かけて選んだし!!!　何もかもがちょうど良いし!!!

てなわけで、このような場合になっても、ちゃんと搬入する方法を紹介します。

二階に搬入できません→搬入する段取り

基本搬入できない場合、配送業者としての対応は

商品を引き取って、後日無印で返金手続きの案内、になります。

「入らないならまあいいか」と諦める場合は、こちらでOK。

※ただし配送料(¥2160)は戻ってきません。

 

しかし、僕みたいに『絶対使いたい』と決意している場合は、二つ方法があります。

1. 自分で搬入するから置いといて
2. ベランダから釣り上げ搬入して(有料)

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①自分で搬入するから置いといて

無印ー自宅まで、大型の荷物を運んでくれるだけでも正直ありがたい。

搬入できないから持って帰る、と言われたら困るので、

②ベランダから釣り上げ搬入して

家具配送業者って、有料でいろんなサービスを行っています。

配送料＋サービス料というイメージで、まあまあかかります。

今回の「運べません」のパターンは、“基本配送料内のサービスでは無理”というわけであって、1mの幅に2mのものを運び入れるみたいな物理的に無理なものではないので、お金を払えば大体対応してくれます。

「釣り上げ搬入」というのは、ベランダの窓からロープで固定したソファを引っ張り上げて運ぶ“パワー系のサービス”。

上から2名で釣り上げて下の人がフォローするという、3名で行う作業です。

 

ベランダのスペースや、窓の大きさをクリアすれば可能なことを前職で知ってたので、慌てることなく『釣り上げできますか？』と交渉。

配送のオジサンの見積もりでOKは出たものの、残念ながら「はいじゃあこれで釣り上げで搬入できるのね」とはなりません。

配送業者は下請けなのでアドリブがきかない

家に来た業者ってのは、そのエリアの無印の配送を請け負ってる会社で、無印良品の社員ではありません。　だから、その場でのアドリブが一切きかない。

“今日運べない旨”と“つり上げ搬入のリクエスト”を伝えると、配送のオジサンが無印に一旦「運べなかった」報告をして、無印から僕に折り返しの電話、搬入日の指定、というスピード感ゼロの対応。　まあ仕方ない。

結局、後日搬入作業ということで決まり、この日ソファベンチは玄関先で待機することに。

当日釣り上げ搬入できなかったことは、

①新たに料金が発生すること
②配送に来た人が太ったオジサンとチビのオバサンのペアだったこと。

 

釣り上げサービスの請求書みたいなものが必要らしく、その場で現金で支払いできないのと、オバサンは力が無いので運べないってので、その日は搬入できませんでした。

オジサンのペアだったら、多分楽勝でイケてたハズなんやけどなー。

釣り上げ搬入当日

先日配送に来た2人＋オジサン1人の計3人で、つり上げ搬入に来てくれました。

ソファの箱にロープを巻きつけて、ベランダに養生の毛布を掛けて、オジサン2人が引っ張りあげ、オバサンが下から揺れないように支える、というフォーメーション。

無事ベランダから室内に入りました。　ほっ。

ダンボールから中身を取り出し、設置場所まで運んで組み立ててくれます。

ちゃんと脚もつけてくれます。

背もたれの部分はカバーを装着しないといけないので、ドッキングせずこのまま。

ゴミもダンボールも全部持って帰ってくれます。　家具の外箱って死ぬほどデカイので助かる。　※開梱設置、梱包資材引き取りまで基本配送に含まれます。

ちなみに、釣り上げから設置完了するまでのタイムがこちら。

終始テキパキしていて、ムダな動きは一切なかった。　ムダだなーと思ったのは、特に役割のないオバサンですかね。

最初来たオバサンがオジサンだったら『絶対その場で釣り上げできたやろ』と思いました。

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まとめ

すんなり搬入できないと、相当めんどくさいことになります。

おしゃれ階段のせいで、冷蔵庫とか洗濯機とかも運ぶの大変なんですよね〜。

寸法を測っていても、実際に運べないことはあるし、自分の予想ってあんまりあてにならんなーと思いました。

 

カバーもソファと同時送ってくれればいいのに、カバーだけ後日配送というのも謎。

カバーが届くまで真っ白のソファだったので、全然座れなかった。

 

このソファベンチって、クッション性があんまりないので、外箱とほぼ大きさが同じなんですよね。

普通のふかふかのソファだったら、見た目はデカくても、クッション部分は潰れるので、壁に押し付ければ内階段でも運べる場合があります。

その場合は壁の養生は必須だし、業者がやってくれるかどうかは不明ですけども、そういうタイプのソファだと最悪自力でも運ぶことができます。

 

家を建てる予定もないし、長く住むつもりなんですが、次引っ越すときはベランダから出すことが確定しているので、なんかちょっとモヤモヤするところはありますが、

賃貸でもだいたい搬入できるので、諦めないでください!!!

入るかどうか怪しい場合は、購入して配送受付のときに、色々確認しておくといいですよ。

ということで現場からは以上です。