武井壮さんが、2014年沖縄マスターズ陸上出場前のトレーニング中に語った「時間の大切さ・時間の可能性」が、心にブッ刺さって胸が熱くなりました。
「スーパー忙しい人が、こんなに毎日ストイックにやってるのに何やってんだ俺は!」感は半端ないですが、「自分はもっとやれるはずだ」と思わせてくれる、そんなイイ話を紹介します。
2014年に沖縄で開催された陸上マスターズの4x100mリレーに出場した武井壮さん。
タレントとして毎日多忙を極める中、深夜の1時間を使って
トレーニングを積み重ね、試合当日は世界記録にあと100分の5秒差という好記録を残しました。
世界記録更新を目標に、また別の試合に出場するそうです。
ちなみに武井壮さんこのとき41歳。
40歳を超えてもなお100m10秒台で駆け抜ける、驚異的な身体能力の持ち主ですが、これは才能ではなく、毎日の努力の結晶です。
現役のプロスポーツ選手並みのフィジカルは、一日一時間のトレーニングによって今日も進化し続けています。
武井壮しらべの番組で、この試合に向けての密着映像が放送されてたんですけども、
ハードなトレーニングの場面で“「走りたくないな」と思う日はない?”という質問の答えが、あまりに素晴らしいので脳に刻みたいと思います。
毎日が自分との闘い。
毎日。
毎日仕事終わって一旦部屋戻って、ソファーに座ると
「もういいんじゃない?今日は。」って。
「疲れてるし、よく仕事したし、十分なんじゃない?」っていう
生っちょろい弱っちい自分が攻め込んでくんだよね。
だからもう、そいつとの闘いだね。
そいつをいかにして毎日叩きのめしてジャージ着て外に出るかっていう。
トレーニングが死ぬほど好きで、バカみたいに走ってるわけではなく、もう毎日が自分との闘いという点は意外です。
しかし、これは「武井さんだから毎日できるんだよ」ということではなく、誰にでもできることです。
ソファーに座った瞬間に湧き出る”怠けたい気持ち”を叩き潰して「よしやるぞ!」ということは、体力や才能は微塵も関係なく、単に弱い自分に勝つ事ができるか、ということ。
その闘いを毎日してるけど、今はそれを応援してくれる人が沢山いますんで
なんかそういうのが今はすごく大事だね。
皆さんの生活も多分そうだと思うね。
仕事現場とか、学校とか、毎日の生活で一緒に戦ってくれる仲間みたいなのがいると、しんどいこともしんどくなくなる。
それをすごい今感じてるね。
武井壮さんが「タレントとしてテレビに出るようになって、陸上でチャンピョンになったときよりも応援してくれる人が増えたことで、“応援してくれる人の期待に応えるため”というのが支えになっている」と、いつかのラジオで話していましたが、
ファン一人一人を大事にしているのが伝わってきますね。
自分のためだけに何かするのは、とても辛いことですが、“○○のために”というのが一個のっかるだけで、確かにパワーがみなぎってきます。
一日一時間で世界を獲るぞ!
人間の一時間ってのは、それだけの大きな価値を生めるもんだってのを絶対に証明してやろうと思ってます。
多忙なスケジュールをこなした夜中、キッチリ一時間でトレーニングを完了させています。
トラックやジムなどに通わず、路上の走り込み&坂道ダッシュのみ。
この姿を見てしまうと、本当のストイックって何なんだろうかと考えさせられます。
俺の周りのやつらに、時間がないなんて言わせねぇぞ、と。
この言葉の後に、世界記録に0.05秒差の記録を出したわけですがもう圧倒的すぎて、感動してしまいました。
超売れっ子タレントは、まとまった休みもなく、仕事が詰まりっ放しで疲労もストレスも溜まってるハズなのに。
武井壮イズムは周りの現役アスリートのみならず、福岡の田舎の地に住む僕みたいな人間の心にも影響を与えてくれます。
僕は素直(バカ)なので、すぐこういう話の影響を受けちゃうんです。ありがとうございます。
一時間の価値。世界も獲れる。
この密着映像を見たときの「オレ何やってんだ」感たるや、半端なじゃなかったですが、学校では教えてくれなかった“学び”が沢山あります。
一日一時間という短い時間を使って、本気で世界記録を狙う人もいれば、ソファでゴロゴロしながらスマホいじって過ごす人もいるわけですよね。
一時間なんて、ぼーっとしてればあっという間に過ぎてしまいます。
ゴロゴロするのも自由、何かに没頭するのも自由。
人間の一時間ってのは、それだけの大きな価値を生めるもんだってのを絶対に証明してやろうと思ってます。
時計が一周する間に【やるか・やらないか】
たった一時間でも継続することができれば、人生のクオリティを格段に上げられそうですね。
継続は“自分以外の○○のために”が鍵になりそう。
“自分のためだけに”だと続きませんが、応援してくれる誰か・喜んでくれる誰かのためにを加えたら、しんどいものも楽しめるかもしれません。
ダイエットなんか、もろにそうです。「痩せたら○○さんが喜んでくれる」という状況になると、俄然やる気が湧いてくるはず。アフィリエイトの作業もそう。
地味で孤独で辛いことほど、“自分以外の誰かのために”というのは重要なファクターに。
まずは【○○のために】を明確にしていこうと思います。
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