僕の大学卒業後の進路は、就職ではなくワーホリ。
海外旅行の経験もないし、それまで実家暮らしでぬくぬくと育っていた僕にとって、ワーホリに行くというのは、そこそこのチャレンジでした。
勢いだけでワーホリに行って、ゼロから生活を作って、帰国して、約10年近くが経とうとしていますが、
ワーホリにしろ留学にしろ、準備するときに【留学エージェントを使うか使わないか】で迷う人って結構多いと思うんですよね。
日本を離れてからの生活がメインですが、行く前の段階でコストや手間が結構かかって大変なんですよ。
22歳で渡豪したマツケンの場合
メリット・デメリットをまとめる前に、僕がワーホリに行った時の状態をまとめときます。
- 2007年の春にオーストラリアのシドニーに渡航
- 当時の英語力は大学受験時の残り。リスニングはまあまあ
- 発音矯正に特化した語学学校に12週間通う
- 現地のダンススタジオを探してレッスンに通う
- ボンダイジャンクションのスシトレインでキッチンハンド
- 友達がファームに行くタイミングで、実家の都合も重なり帰国
こんな感じで、2年滞在するつもりがたった7ヶ月で僕のワーホリは終了しました。といって、めちゃくちゃ密度の濃い7ヶ月間。
準備を始めたのは一年前。
2007年に渡豪したけど、準備を始めたのは2006年の春。
今ほどネット上にワーホリの情報はなく、スマホもない時代。
スカイプも安定しておらず、音声もクソだったと思います。
SNSといえばmixiがバリバリ。Facebookやってる日本人はほとんどいませんでした。
そんな時代にワーホリの情報を得ようとすると、手段は限られていて、詳細な情報は留学エージェントに資料請求だのみ。
当時、グーグルで検索して、上位表示されてた何社から資料請求したけど、結局どここも同じ感じで決めかねてたんですよ。
そしたら、資料請求直後に電話営業してきたところがありまして、めんどくさいのでそこに決めました。
出国手続き・ビザ取得のフォロー・ホームステイ先の手配・航空券の手配・1年間の現地サポート+語学学校12週間で60万ちょい振り込みました。
ワーホリ用にお金を貯めてたこともあり、決断が早かった。
エージェントから月一くらいで打ち合わせの電話が掛かってくるくらいで、自分が独自でやるべきことは荷造りぐらい。
普段の生活にワーホリ準備で時間や精神を削られることはほとんどなかったように思います。
エージェントを利用するメリット
大金を出してエージェントを利用するメリットをざっくり挙げると2つあります。
- 大変・めんどくさい事前準備をサポートしてくれる
- 安心感
- ネットが使い放題
1.事前準備フォローのありがたさ
自分の力だけで準備を完了させるって、相当大変なことだと思います。
ネットで情報を漁りまくれば何とかなるかもしれないですが、
正しい情報に行き着く時間、必要な段取り、英語での手続き
準備が本当にしんどくて、自力で全部やろうとすると挫折するんじゃないかなーと思います。
行く前にやることが多すぎますからね。たぶんエージェントを利用せずに自分でやろうとしてたら、めんどくさくて諦めてたと思います。
2.現地での日本人環境の安心感
ワーホリで海外に行くということは、知り合いゼロの状態で生活がスタートします。
これって、かなり心細いんですよ。マジで。
エージェントを利用すると、同じ日に渡豪した人とまず知り合いになれます。到着して不安MAXなところに、日本人の知り合いができる、という安心感。
空港からステイ先までの送迎もあるので超楽やし。
知り合いが多いと、情報が入ってくる量もケタ違いなので、現地の生活に慣れてない期間は特に心強かったです。
僕の場合は、初一人海外・初実家を出る、全てが初づくしの生活だったので、エージェントが無かったら生活が成り立ってないです。
聞ける人、場所があるという安心感はプライスレス。
ネット使い放題
渡豪直後は、家と語学学校の往復の毎日。最初の2週間はホームステイできるんですが、15日目の朝にはその家を出なければいけません。
エージェントと語学学校が併設していたこともあり、授業後はパソコンで家を探したり、情報を探したり、メールチェックしたり。ネットが繋がってない家の方が多かったので、これは助かりました。
今だとSIMフリーのスマホを持ち込めば、現地でプリペイドSIMとかを買うだけでネット環境は整いますが、当時はガラケーがメイン。いちいちインターネットカフェに通う必要もなかったです。
メリットまとめ
エージェントを利用すべき人は【準備にかかる負担】と【滞在初期の安心感】をお金で買える人。
エージェントを利用するデメリット
エージェントを利用するデメリットは、お金がかかること。
初期費用を大幅にカットできる
出国手続きとかビザの申請とか、航空券の手配とか、現地での最初の宿とか、全ての手配を自分で行えば、数十万円単位で初期費用を節約することができます。
エージェントが何にどのくらいピンハネしてるかは分かりませんが、
「できるだけ費用を抑えたい」「実費で済ませたい」という場合は、
【エージェントを使わない】という選択肢一択でしょう。
どの国に行くにしろ、昔と比較にならないほど情報が沢山あるし、
ほとんどの人がスマホを持ってるので、移動時間やスキマ時間にコツコツ手続きも進められると思います。
留学エージェントもピンきりなので、評判の悪いところもありますが、そもそも利用しなければ、ぼったくられる確率は0%のまま。
デメリットまとめ
エージェントを利用すべきでない人は、準備にお金を掛けたくない人。自分で全て解決できる人。
自分が選んだ方法が正解
僕はお金がかかったけど、エージェントを利用してよかったと思います。
極度のめんどくさがりなので、自力で準備してたら、準備が終わらずにワーホリを実現できてなかったはず。
自分には合ってた、という程度なので、
ワーホリ準備について聞かれた場合は、自分の属性や予算で決めるように言ってます。
エージェントの公式サイトには、体験談が沢山載ってますが、基本的に魅力的な情報しか載ってないので、それだけで判断するとハズレを引くかもしれません。
値段の高い安いだけの判断でもダメ。
一番信用できるのは、実際にそのエージェントを利用した人の感想とか口コミです。個人ブログとかで詳しく書いてる人もいるはず。
エージェントを利用するかしないかで迷ってるとき、どっちが正解とかはありません。
自分で選んだ方法が正解です(^^)